競馬狂@日本語教師日記

日本語文法・語彙/日本語教師/留学生/競馬

日中文化芸術専門学校の摘発に思う

本日付け(9月25日)時事通信で
「留学生100人以上が退学」というニュースが報じられた。実数は165人w
大阪にある【日中文化芸術専門学校】での失態だ。
原因は、『慢性的定員超過』。471名の定員に対し、なんと580人を在籍させ、入管の指導も無視し続けた顛末がこれww。


入管の指導に従わないから、在学生にビザ出さなかったんだな。。。
可哀想に。
そういえば・・・、
去年も福岡の専門学校がこれでやられたよな?。あれは労働超過斡旋だったか??


まぁいいw。
実はこのニュース、7月中旬の段階で、われらが業界内(博打業界ではなく日本語
学校業界の方w)では騒がれ始めていた。


怪しい学校だと思っていたが、遂にやらかしたか!
という人もいれば
あれ?、うちの学校からも今春入学したのがいるよな??
と、当惑した人もいる。


近年、日本語学校から専門学校への進学は、年々その難度を増している。
10年ほど前には 【猫でも学校=猫でも合格する学校】なんて教師間でバカにしていた学校が、今では
「N2を持っていない学生の受験はご遠慮願います」とか偉そうにほざいていたりする。


はぁ?、どんなバカだろうが、入試受験料稼げるのになんでぇ??
と、こちらが訝しく思うほどに、志願者の数が増えているのだろう。


これは、政府の「外人どんどんカモン!政策」により、留学生の数が止めどなく増加し続けているのが原因。うちの学校なんか、10月生入国ビザ交付率95%超えだよ!。怪しさ
満載の履歴書&経費支弁書の山だったのに、ほぼ全員合格wwwwwwwwww


なに考えてるんだ、入管! ( ゚Д゚)ゴルァ!!


とにかく、この日中文化芸術専門学校はこれで信用を失った。62名が帰国したそうだが、めでたいことだ。


しかし反面、劣等生を抱える教師の『駆け込み寺=どんなバカでも金さえ払えば入学させてくれる学校』が一つ減ったのは痛いな。(ここも受験必須日本語力N2、N3でも可とか言ってたんだが、現実は、指定校でもないのにN5落ちた学生でも今春合格しているww)
俺のクラスでも、四日市か福岡くらいしか行く学校がない!って学生もいて、帰国させるに忍びない子なら、どんな学校であれ、受け入れてくれる学校の存在は有り難いものだ。


とはいうものの・・・ ( @⊿@)y-~~
商売熱心になるあまり、ルールを軽々しく考える学校多いよな。かくいううちの学校も、
明日から10月新入生の来日が始まり、定員オーバーの21名クラスで授業がスタートする。
うちの事務員が言うには、入管担当者が「いいよいいよ」って言ったっていうんだが、
マジかね?w


それから、沖縄にはインドネシアの悪徳エージェントがいるんだが、こいつが、労基法を全く無視した契約で留学生を縛り付け、悪徳農場で奴隷の如く働かせている事例もある。


政府はこういった不正を見逃さず、もっと厳正に留学生制度を見直さなきゃダメだな。
日中文化~のように、自らを律する事ができない学校が、増えてきている。
そんな学校がまともな卒業生を送り出せるわけがない。


厳正な入国審査・留学生管理体制ができないのら、外国人犯罪が激増する前に
『鎖国』に戻した方が良い。

JRA バカ女CMに思う

あのさぁ、東京競馬場とかを黄色い声援で埋めたいわけ?
JRAのお偉いさん。


右回りと左回り間違えたとか、どこどこ?って馬探してたら他場だったとか・・・
バカ女CM(バカ男CMもあったなw)連発してるけど、
あれ、起用される女優も可哀想だよ。この女マジバカ?みたいに
イメージダウンしちゃう。


それにしても ( @⊿@)y-~~
もしも場内が黄色い声援に包まれて、昼休憩でアイドルグループかなんかがLIVEやったりしたら、俺はもう競馬場に行かない。(注:沖縄に競馬場はないがw)


競馬なんて所詮は博打。女がウロチョロする場所じゃないってこと、再認識したら?
ロマンだなんだ言ったって、結局は客同士で金の獲り合いする場所だ。
くだらないCMに大金掛けるくらいなら、払い戻し金額を1%でもアップしろ。


ついでに放言。
いっぱし気取ってパドック解説するバカ解説者。お前ら要らんw。
細江とか吉沢とか、お前ら馬の何がわかるの?
当たりガミして「当てることが大切」とか言ってるアナウンサーも不要。
博打で損するような買い方、JRAだけ儲かるような買い方してなんの意味があるw。
当てることが大切なんじゃなくて、金増やすことが大切なんだよ。


今日は中山9R木更津特別が金を増やす絶好のチャンス。
鉄板とも思えるルメールの「フレッチア」だが、展開の利は別の馬にあり。
馬単裏目が美味しい馬券になる。

J-TEST に思う

昨日(8日.土)J-Test を実施した。


例年は、日本語科学生の「腕試し」的位置づけでこの試験を実施しているのだが、
今年は、沖縄では7月のJLPTが台風で中止。無資格では進学・就職に都合が悪かろう、ということで、専門課程の学生からも受験希望者を募り、全校で実施した。


日本語検定といえば、JLPT、J-TEST、サーティファイ。
この三つが代表的なものとして挙げられるだろうが・・・、


サーティファイについては、
その認知度の低さ、事務手続きの煩雑さ等の理由から敢えて実施しようとは思わない。
大体にして、解答用紙返送の際、


『自分で封筒買って宛名書いて出してね。』
なんて要求されること自体が信じられないことだ。返信用レターパックくらい付けろよ。


サーティファイには、試験を担当する職員が分かりやすく、負担にならないよう
気遣おう、という心配りが終始一貫してまるでない。この団体の体質だな・・・。


そこで必然、JLPTの次はJ-TEST、という位置づけになるのだが、
J-TESTは、JLPTとの差別化を明確に打ち出し、東南アジアに於いては、むしろ
JLPTより重視される傾向が強まってきている。


その差別化の最たるもの、記述問題!!
日本人だって手書き文章なんぞめったに書かないだろう、というこの時代に手書きw。


いやいや、これが良いんです!


ついつい「書き」よりも「読み」を偏重してしまう現代日本語教育にあって、
「書かせること」の必要性を再認識させてくれ、だけでなく、
マークシート方式に寄生する「運の要素」を取り払う事により、
実力が点数/ライセンスに、かなり正確に反映される。


良いことずくめ。 (≧▽≦) ヤッター


それから・・・、聴解試験もイイね。例えばやかんの写真を見せて・・・
「これは何ですか」 ⇒ JLPT
「これで何をしますか」 ⇒ J-TEST


もちろん上記例題はレベル差が歴然としていて比較にはならないが、
これが問題作成の全体的傾向であるとすれば、その違いに納得してもらえるだろう。


J-TESTは、もっと重視されていい資格である。
専門学校や企業は、なにかと言えば「N3以上」とか、「N2はほしいですね」とか
言うんだが、
「Cレベル認定」或いは、「トータル400点あれば・・・」なんて言い方もしてほしい。


JLPTの否定ではなく、例えばサービス業への就職や介護専門学校の受験なんかには、
JLPTよりもJ-TESTの資格の方が向いていると思うよ。