競馬狂@日本語教師日記

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日本語授業・配信授業に思う

コロナの影響で、オレの職場も前期授業が「ZOOM授業」になった。
その影響で、
「ズーム授業なら、全クラス一人の先生でやればいいだろw」みたいな案が浮上、結果、非常勤講師が解雇されるという異常事態が発生した。


オレは日本語学校関係者に知人・友人が多いんだが、今年は日本語教師存亡の危機だな。
なにしろ学校経営者が、
「いい先生のビデオを撮っておいて、それ流せば経費大幅削減できるじゃん?」
みたいなこと考え始めてしまったのである。


まぁ、オレたち大学はいくらでも逃げ道あるんで来年度までは安泰なんだが、学生を呼べない中小日本語学校は、経営面で非常に厳しいだろうな。
現に非常勤講師の切り捨てから始まり、廃業・縮小、他校との統合などの動きが出始めている。


大体にして「教育業界の末端」「社会的地位無き教師群」「落ちこぼれ軍団」と評される日本語教師たち(もちろんオレも含めてだw)、他業界で潰しがきくわけもなく、暗澹とした気分で成り行きを眺めるしか手立てがない。


特定就労ビザ解禁や専門職大学開設ラッシュに伴う日本語教師需要拡大傾向も、コロナのせいで台無しになった・・・
今、我々日本語教師は如何にして生き残るか? それを真剣に考える時期に差し掛かっている。このままでは「中国系日本語教育機関」の安い労働力として、日本語教師の地位は益々失墜していくのは必至。背に腹は代えられぬと、時給1500円程度の低賃金で働く教師が増えれば、次世代にとって日本語教師という仕事は、なんの魅力もないゴミ仕事に成り下がる。


そこで提案なんだが、
パート気分の教師や知識・教育能力の低い教師は、この際他業界へ移ってくれんかな。
業界自体が失業者で溢れ、「買い手市場」になるのはマズいんだよ。
安倍さんの「グローバル政策」で日本語教師量産したのはいいけど、使い物にならんエセ教師多くて困るんだわ。
「優秀な教師による売り手市場」を維持し、給与水準をアップしていくことが、業界の健全な発展につながる。


その意味で今回のコロナ禍は、日本語教育業界に良い転換期を与えてくれたのではないかと、そう思えなくもないよね。

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