競馬狂@日本語教師日記

日本語文法・語彙/日本語教師/留学生/競馬

新潟記念(GⅢ に思う

このレースは俺にとって特に思い入れの熱いレース。
理由は、なんのことはない、1990年に行われた
「第26回新潟記念」が、あまりにも会心の馬券予想だったからである。
この印象が、28年経った今でも強烈な思い出として残っており、年を追うごとに、
『若き日の忘れ難き思い出』として、脳裏に深く刻まれていくのだ。


出走14頭。14番人気の サファリオリーブ が、
江田照男を背に、生涯で唯一の重賞勝利を成し遂げたレース。


サファリオリーブといっても、無名だし、競馬ファンでも知らなくて当然の馬なんだが、マックスビューティーの同期でオークスにも参戦した、といえば、或いは年季の入ったオールドファンなら 「あぁ、あれか・・・」と思い出していただけるかも。


単勝 3,640
馬連 10,070 (2着ニイタカヤマ 大塚栄三郎)


なんだ、そんなもんか。と思うなかれ。
今でこそ平凡な配当だが、3連単はもちろん、馬単さえ存在しない当時の馬券としては、
結構な高額配当である。
この馬券を、単勝1,000円/馬連500円ゲット。新宿南口の 勝ち馬投票券販売所(当時はウィンズじゃなかったんだよな?)で払い戻し、歌舞伎町へ移動。
行きつけのフリー雀荘で その晩 人生初の 「小四喜」を上がるオマケまでつけた。 


この馬券、実はなんの予想もしていない。
競馬エイトを見た瞬間、唯一の牝馬:サファリオリーブが勝つと分かったのである。
こういう神懸かり的な直感は、長くギャンブルをしていると様々な場面で突如として訪れる。モーパイした瞬間に “あ、これ当たりだな” と閃く感覚は、麻雀好きなら経験済みのはずだ。


さて、淡い感傷はこれくらいにして、JRA-NEXTで今日の新潟記念の出走表を見てみる。
何も感じない・・・・w


シルクレーシングの馬が最内・大外に2頭、これが予想の中心となるのは間違いないとして、本来なら対抗一番手として抜擢したい唯一の牝馬 
『ベアインマインド』が 藤田菜七子! では・・・・ (・ω・)あぁ・・・


セダブリランテスを捨て藤原厩舎を選択した戸崎、その戸崎が選んだグリュイエールから
シルクと同じく2頭を送り込んだキャロットの一頭、メートルダールに鞍替えする福永。
色々な思惑が見え隠れするが、なんにしても有力馬は秋初戦。
馬体重には注意が必要だ。


軒並み馬体重減で出てくるようなら、
『できすぎ!八百長?』 奈七子の重賞初制覇なんて筋書きもあるかもしれない。

ジャパネットでひどい目にあったよ

中華製の安い携帯を2年間使い続けて、やっとノーペナで解約出来ることになり、
他社乗り換えすることに。


そんなタイミングでテレビをふと見ると、ジャパネットた〇た のテレビショッピング、
「中華携帯安いよ~」ってww。日本製の良い携帯に代えようと思ったけど、やっぱり安いものには惹かれてしまう。ついふらふらと電話してしまったのだが・・・。


なんとカメラが2つで電話かけ放題ネット6ギガ  Huawei P-20lite 2台でずっと¥7,060・・・
「これ以上一切かかりません!」


・・・ってwwwww。説明違うだろ、おぃ。


実は、訪問設定に至るまでに数人のジャパネットスタッフと話しているのだが、
人が代わるたびに支払金額が増え、テレビCMの割安感が薄らいでいく。
一段階ずつ値段を上げ、値上げに慣らさせながら設定金額まで誘導する訪問販売業者の
常套手段!


① 一人目 税抜き価格だったと知る。しかも2台目は3280円に割引されるはずで、消費  税込みでも7千円台のはずなんだが、なぜか月々の支払いは8,500円?。これ、最後まで理由がわからなかったんだが、面倒なので、まぁ、いいよいいよw。
 2年以内の解約は、解約一時金の支払いが2万円くらいだったか?が必要と説明を受ける。保護フィルムが2台で6800円、これも笑えるが、まぁ、いいよいいよでw。


② 二人目 早期解約は、契約期間2年満了月まで月々約1800円を支払わなければならない。あれ?、最初の人と説明違うけど・・・。あぁ、すみません。両方払ってください。


③ 三人目 訪問設定サービスは、10500円です。ですから、携帯受け取り時にフィルム代6800円、訪問設定時に1万円お支払いください。


俺 :じゃあ、17,000円用意しておけばいいんですね?。
ジャ:さようでございます


④ 訪問設定者 いえ、設定費は2台で21,000円です。値引きは有りません。
  俺:設定サービスって何してくれるんですか?
 ジャ;電話帳移行です!
  俺:アプリケーションは・・・
 ジャ:ご自分でお願いします!
  俺:てかw、電話帳移行は、ショップなら無料でしてくれますよね。
 ジャ:その代わり、携帯の使い方を一からお教えします!
  俺:いや、それは必要ないんで。訪問費用ですが、2台目は同じ家ですから
    無料か、割引あるんでしょ? 設定費は2台分払いますが、訪問費用が倍額?      
 ジャ:ありません!
  俺:だって、2台買った家だからって、タクシー2台で来たわけじゃないでしょ?
    電話帳移行で金とられるのもムカつくけど、訪問費用2人分とられるのは、もっ     と納得がいきませんよ。
 ジャ:訪問費用は2台分いただきます!


ここでブチ切れ。
ざけんなよ ( ゚Д゚)ゴルァ!!  結局訪問費を月換算したら、全然安くないじゃね。中華携帯売りつけて安くなかったら何の意味があるわけ?。
なんで注文時にきちんと総額の説明しないの?。小出しに値段上げていくなんて詐欺に等しいだろ。


即キャンセル。 近所のSoftbank 行って契約。最初からこうすればよかった。携帯は通販で買うもんじゃないね。いい勉強になったよ。ジャパネットの正体もなんとなく掴めたしね。

420時間教育に思う 2 

10月に開講する1年半コース・10月生のクラス担任をしてもらおうと採用した
420時間卒・ルーキー女性教師の模擬授業を見学した。


1コマ目が「みんなの日本語14課」
2コマ目が「みんなの日本語42課」 である。それぞれ文型から開始して50分。


開始直後から色々と問題が見えてくる。それはそうだ。彼女はルーキー、仕方ない。
学生に背を向けたまま長々と板書し、未習漢字・語彙を使うので、その読み方・意味を
説明し、その説明にまたまた未習語彙を使うので、その説明、とドツボの連鎖・・・。


( ´・ω・)・・・・涙デタ


① 学生の語彙知識を無視した説明。
② 板書のノウハウを勉強してない?


次に、これは事前に学生に仕込んでおいた事なんだが、「て形説明」の際に、
「先生、バスを降りますは、バスをおって でいいですか?」という質問。
教師の対応を見る・・・。


教師「いいえ、バスを おりて です。」 ( ̄ー ̄(_ _( ̄ー ̄(_ _そうそう
学生「降ります は Ⅰグループですか。」
教師「いいえ、Ⅱグループです。」
学生「でも、いちり は、Ⅰグループだと先生は言いました。」
教師「そうです。でも降りますはⅡグループです。これは日本語のルールです。」
学生「え?、ルールって、どんな・・・?」
教師「では、Sさん、例文1を読んでください。」


 (゚ ▽゚ ;)エッ!!  まぁ、ルールといえばルールなんだがw


③ 学習のキモとなる部分の説明ができない(わからない?)
④ 教師然として強引に後続の質問を封じ込め、疑問を残したまま次へ移る


★ 2時間目。~ために ~のに
「~ために、は目的です。opinion の意味です。」
(@Д@;ww opinion=意見 だけど、まぁ、言い間違いは誰にでもある。
(学生たちは集中力が切れているのか、この言い間違いを華麗にスルーw)


教師「~のに も目的です。」
学生「先生、~ために ~のに は、なにが違いますか。どうやって使いますか。」
教師「練習A~Cまでやればわかります。」


・・・・結局時間切れ。学生は何もわからずに帰宅した・・・・


⑤ 使い方やニュアンスの違いの説明は、中級以上クラスのメインであるにも関わらず
  お茶を濁してごまかしてしまう
⑥ 学生の疑問を、その場その場で解決していけるのが良い教師


この模擬授業は一週間前に予告してあったので、じっくりと予習できたはず。
それなのにこれではねw。


そのほか、この教師には 
⑦ 他動詞と使役形を混同している。(こういう人は、たまにいる)
⑧ 時間感覚がまるでなく、では教案を作ろうと提案したら作り方がわからない・・
  といった問題点も浮き彫りになった。


日本語教師というのは、つい最近まで(或いは今でも?)
「じゃあ、日本語教師にでもなるか!」 といった、
いい仕事に恵まれない近所のおじさん、おばさん、
普通の職場で使い物にならず仕事が見つからない若い連中の安易な職業、といった
認識だった。


そういう人たちが「たかが420時間」で教鞭をとろうというのだから、
日本語教育のレベルが上がろうはずがない。
ましてや、そういう未熟な人たちを指導するのが、未熟に毛が生えた程度の先輩教師なのだから、これはもう絶望の未来しか見えてこない。


そこで提案だが、
現行の420時間を倍の840時間程度にし、
更には指導者側にも「日本語教師育成トレーナー」なる職制を日本語学校法に於いて
義務付けてはどうだろうか。つまりは、現行に於ける
・日本語学校には1名以上の主任を任命する
というルールに、
・日本語学校には1名以上の教師育成トレーナーを任命する
という新ルールを追加するわけだ。


日本語学校の乱立で増々日本語教師の質は粗悪なものになり、尊敬を得る事の無い教師の大増加により、自然、留学生の質までもが一向に良化してこない。


俺の学校にきた新人教師は、むしろ政治家の方が合っているのではないかと感じているので、彼女にはいつか衆院選にでも立候補してもらい、政治家になって現行制度の改革に取り組んでもらいたい、などと夢想している。